ずるい韓国語

いかに楽して韓国語をおぼえるかを日々研究しているブログです。

ちょっとすっきり!漢字語の読み方【倉=창(チャン)】

「倉」は、「ソウ[sou]」⇔「창(チャン)[ch'ang]」と、子音と母音がどちらも日韓でちょっとずつ違います。

日中韓の発音

日本語(音読み)

  • 呉音 : ソウ(サゥ)
  • 漢音 : ソウ(サゥ)

韓国語

  • チャン [ch'ang]

中国語(普通話)

  • cāng (cang1)

発音が違う理由

発音を比べると、どうやら韓国語が中国語原音に近く、日本語が変わったようです。

母音の変化:[-ang]→[-ou]

母音と子音がどちらも違うのですが、まず母音が[-ang]→[-ou]になったのは、

  • [ŋ]発音を受け入れるのに撥音「ン」が日本になかったので、「ウ」で受け入れた(チャン→チャウ)
  • [au]の音が長音化して「オー[ɔː]」に変わった

という変化によるものです。

詳しくはこちら。

www.zuru-kan.com

子音の変化:[tʃ]→[s]

さらに子音の部分も「チャ」→「サ(ソ)」と変わっています。

これはおそらく日本語のサ行の発音変化によるもので、 むかし日本語のサ行は[tʃ]発音だったと考えられています。

通時的変化として見たサ行子音とザ行子音-鳥取大学研究成果リポジトリ

つまり「さ」と書いて「チャ」に近い音で読んでいたため、「チャ」音の単語を「さ」表記で受け入れたのです。

その後サ行の発音が変わり、「さ」表記の発音が現代と同じ「サ」になりました。

www.zuru-kan.com

まとめると、「チャン」という音を受け入れるのに、最初は「さう」と表記して「チャウ」と読みました。

その後サ行音の発音が変わり、「さう」という表記はそのままで、「サウ」という発音になりました。

さらに「サウ」が「ソウ」になるのは、前述の母音の変化によるものです。